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昔はビデオもなかったので、映画館で映画を観るのが当たり前だった。まぁ、金もなかったけど、時間だけはあったので映画館に行ってずっと映画を観ていたような気がする。 そうなると封切なんてお金がないから、いわゆる名画座とか二番館(この話をすると長くなるので割愛)とかで映画を観ることになる。だいたい二本立て、三本立てだった。そんな中で「まぁいいかな、暇だし」と思って観たのが、この『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』だった。ATG映画である。 タイトルがいいよね。『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』。なんかみんな孤独ですって感じがして。主演は原田三枝子。可愛かったです。いまでもCMで素敵な女性って感じです。そんな女性とふと出会う男性たちとのお話。宇崎竜童、原田芳雄、三國連太郎(佐藤浩市のお父さん)なんかが出てくる。詐欺の話で、その詐欺のだまし方が意外と面白かったのは覚えている。どうやるかは観てください。でも、そんな詐欺の話なんてそっちのけで、淡々と進んでいっていつのまにか終わってしまったって感じでした。 ただね。名古屋章のオカマ役っていうのがすごくショッキングだったのを覚えている。椅子から転げ落ちるくらい笑った。本当に面白かったのだ。レオタード姿での怪演だったと覚えているが、いやぁ、すごかったです。こういうのを数十年しても覚えているというのは妙な気分だな。 原田三枝子はそれにしても可愛かった。ああいう女の子と一度くらいはデートしたかったですね。そういう夢もいまでは本当に夢と化してしまったような気がする。まぁ、しょうがないか。 それにしても、神代辰巳監督ってどうなんでしょうか。僕は個人的に『青春の蹉跌』が気に入っているんだけどな。まとめてみたことがないので、何ともいえないのだが。機会があればちゃんと観てみたいものだ。 |
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