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help RSS 映画 『オールド・ボーイ』 後味は悪いけれど、見応えは十分ある。

<<   作成日時 : 2006/04/03 17:46   >>

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韓国映画全般に関してコメントを言えるほど、僕は韓国映画を観ていない。『シュリ』とか『八月のクリスマス』は観ました。悪くないです。嫌いじゃないです。そこで前々から観たいなぁ、と思っていた『オールド・ボーイ』を観た。内容もよく知らないし、監督のパク・チャヌクも知りません。まぁ、いいやって感じでのチョイスだった。

面白いかどうかはとても微妙なところだが、観終えてからの後味の悪さは、ここ数年でなかったくらい。暴力シーンや血しぶきがいまだに好きな人にはいいんじゃないでしょうか。だけど、ストーリーの展開は途中からわかってしまうし、思わせぶりな演出がちょっと鼻につく。映像そのものにも品位があまり感じられなかったのも残念。

この映画は日本の漫画が原作らしい。映画が面白いからといって、日本の漫画のクオリティが高いという短絡的な話にはもちろんならない。僕はあまり最近の日本の漫画やアニメが好きじゃないので、特にそう思うのかもしれない。十五年間監禁され、解放されたというプロットは面白いかもしれないけれど、器がいくら綺麗だってラーメンが美味しいとはいえないのと同じですよね。設定は面白くても、内容が勝負ってところはある。

といって、つまらないわけでもない。言葉による暴力、復讐の無意味さ、監禁、セックス、暴力、薬物そして孤独、家族の分断などといった現代的なテーマ性はすごく感じられる。描き方もかなりヘビーだし、魅力もある。だけど、この映画には希望がない。希望がない映画は、時として苦しいだけだったりする。苦しい現実を体験している人が息抜きに映画館にやってきて、2時間近くを映画の世界で楽しむのに、カタルシスがなくていいのだろうか。デヴィット・リンチの『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』ですら、カタルシスがあった。

観客は行き場を失って、途方に暮れることになる。やっぱり、幻想であっても人は希望を欲しがるものだと思うんだけど。それはセンチメンタリストなのだろうか。だけどさ、映画観ている時くらいは、現実のつらさを忘れたいよね。やっぱり。


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「オールド・ボーイ」をいかに解釈するか?
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